• 設計技術

先を見たネスティングで歩留りを向上させる技術

製品・得意先の垣根を超えた共通要素の括り

タレットパンチプレスが主力の機械だった時代では、鋼材はそれぞれの部品に合わせたサイズに加工したスケッチ材で購入し、一枚一枚加工していく事が主流でしたが、レーザー・タレットパンチの複合機が主力になると、定尺材を購入し、加工する方法が主流へと変化していきました。それに伴い、CAMソフトは【AP100からDr.ABE】にとって代わり、ネスティングという文化が生まれました。しかし、従来のように一製品毎で定尺を使用していくと歩留りが悪く、材料費が大きくなってしまい、製品コストはあがってしまう傾向にありました。

CSV出力と定尺・端材の融合

時代の変化に対し、ソフトも変化する中で、根本的な方法の変更が必要になりました。弊社では、お客様から頂く製品の納期はお客様によりまちまちで、その利点を利用する為、生産管理システムから【1ヶ月先の加工情報をCSV形式で出力】し、客先ごとのカテゴリーを取り払い、鋼種・板厚を基軸にまとめ、それらをネスティングする事で、定尺の歩留りを上げる取組を進めています。それにより、鋼材費を下げる事が可能になりました。しかし、バラバラになった製品を識別する事が必要で、その為の新しい取組が必要になっています。

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RPA見込生産との両立化で効率化の更なる深化を

お客様からご注文を頂いた、鋼種・板厚を基軸としたまとめ方法だけでは、さらなる歩留りや、生産性の向上は難しくなってきます。過去の生産履歴を洗い出し、汎用部品については、【生産管理システムとRPAを融合】した見込み生産を実施していく事が今後の直近の課題です。またブランク材の識別を人に頼らず、自動認識させる装置の開発も行っています。

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072-962-2831(代表)
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