- 設計技術
いっけん同じように見える筐体でも屋内用、屋外用では設計構造が異なります。
どのような目的のために、どのような仕様を構想するのでしょうか。
当社は創業以来、ロッカーや金庫等、屋内向けの筐体を多く設計・製造してまいりました。屋内向け筺体の特色としては、材料は主にSPCCを使用し、塗装はメラミン樹脂焼き付け塗装が主流になります。また構造上も防水機能を持たせる必要もなく、接合方法としてはスポット溶接での接合がメインとなり、板厚も0.8mmの鋼板を多く使用しています。
太陽光発電や、その他蓄電装置等が世の中に普及するにあたり、屋外盤の仕事をお受けする機会も増えてきました。屋外盤の筐体の構造は、防水仕様で水切り仕様になっているものが多く、材質もSECCを使用する事が大半です。また塗装はアクリル樹脂焼き付け塗装や紛体塗装が多く、化粧としての機能よりも防錆の機能に主眼を置いた仕様のものが多くを占めます。また接合方法では連続溶接での接合が主流で、板厚も1.6~2.3の比較的厚い板厚のものが多くあります。
従来のSECCへの塗装だけでなく、ステンレスやアルミへの塗装や、高さが2000mmを超える大型盤などの特別な仕様へのご依頼も増えつつあり、用途に沿った最適な形でのご提案が出来る板金メーカーでありたいと考えています。
株式会社 仁張工作所
072-962-2831(代表)
大阪府東大阪市水走3丁目14番6号
設備や運用方法を動画でもご紹介させていただいております。