• 設計技術

筐体の精度と強度の関係

フレーム構造と板金構造

 大型で重量の重い筐体においては、大きく分けて“オール板金”で設計・製作する場合と、角パイプなどのフレームにタップ穴等をあけてパネルをビス止めで設計・製作する場合があります。オール板金構造の方が柔軟な設計に対応可能で、フレーム構造は強度面に安心感があります。

QCDの要求に合わせた仕様検討

 私たちは、お客様からの仕様に基づく板金設計をするだけでなく、主にコスト的な観点からVE(Value Engineering)提案をさせて頂くことがよくあります。強度を重視するベース部分はパイプ構造で、外観や機能を重視する本体は板金構造といったように、必要な機能を満たす最適な構造は何かをお客様と協議しながら構造検討を進めています。

要素技術の共有化と新要素の蓄積

 その際には、過去の経験が大変役に立ちます。特に不具合の事案はその中で最も重要なものです。同じ問題を繰り返さない事は当然ですが、その経験をもとに一歩進んだご提案が出来るように心がけています。

お問い合わせ先

株式会社 仁張工作所
072-962-2831(代表)
大阪府東大阪市水走3丁目14番6号

設備や運用方法を動画でもご紹介させていただいております。

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